残しておきたい雑談がある

リニューアルしたなぽりんブログ。(日常報告よりちょっとまとまったネタ)

はてなスペースというサービスの使い方について。初出2013.5.1


乱立すればわかるけどしないとわからないという仕様のようです(不親切だな~~)。自分向け解説書をまたつくりました(うごめももやったねー)
まず話を簡単にするためにここで私なりの階層ネーミングをしておこう。(たぶん公式でもただしい)
第0階層=はてなスペーストップ(第三階層と非常にまぎらわしいので敢えて第0階層と呼ぶ)
第一階層=カテゴリ
第二階層=サブカテゴリ
第三階層=スペース  (検索の単位だがリストとしては非表示)
第四階層=トピック  (閲覧の単位。リスト表示単位。#が付される)
第一階層に属するカテゴリ数は現在13個。

  1. 音楽・映画
  2. 芸能・アイドル
  3. スポーツ
  4. ゲーム
  5. アニメ・マンガ
  6. 趣味
  7. コンピュータ・IT
  8. グルメ
  9. ファッション
  10. 生活
  11. 学問・教養
  12. 地域別
  13. 雑談・その他

となっている。
 トップ階層のどこかを開く(たとえば「音楽・映画」)と、自動で「音楽・映画」内のトップカテゴリである「音楽」の第二階層へ移動して、第二階層タイトルが上にオレンジ下線を添えて表示され、第三階層(スペース名)が太字で表示されたリストが見える、と一応書いておくが、実は良く見るとスペース名が全く同一のものが複数個出現している。リストされているのはスペース名の右にある薄い灰色の第四階層=トピックなのである。同じスペースに属するトピックが複数あれば、リスト中に同じスペース名が複数回出現する(そしてトピックはかならず2つは自動生成される)。したがって、スペース名が1つずつしか表示されない第三階層の網羅的リストを見る方法はない
また、第一乃至第三階層内のすべてのトピックを含む時系列(いわゆるタイムライン)を一度に見る方法もない*1スレ内容の閲覧は必ず第四階層=トピックが単位である
トピックをスペース毎にまとめて見たくても、それに属するトピックのどれかに移動したあと左下を見てトピック名をすべて把握することしかできない。(スペース内トピックリストの取得は可能である)。なお、後述するように、「ブログエントリー」と「の掲示板」というトピックはどのスペースにも一つずつ自動生成されるので、第二階層の表示がそういう形式になったものと思われる。
 第二階層=サブカテゴリをあけたときにトピックが並ぶ順番は最近更新された順なので無秩序に混在しているようにみえる。エントリ数は左に表示されているが、並び順はエントリ数の多い順=人気順ではなく更新順。このリストで表示されるトピックの数は定まっているので、あるはずのものをもっと探したい場合は一番下の「もっと見る」を根気よくクリックすれば更新が古いor更新がないトピックにたどりつける。適当な検索ワードが考えつかないときは第二階層表示+根気が必要なのである。(フォローしているタイムラインのみの表示はトップのみにあるが、全書き込みはみられないので、予想外なトピックとの出会いもない)
 このとき、今位置している第二階層の他のタイトルは左から二番目のカラムにこっそり列記されている。第二階層を「音楽」でなく「映画」に切り替えてその中のリストを見たい場合には左から二番目のカラムで第二階層を「映画」に切り替えることになる。ので、トップから「映画」サブカテゴリに移動したいときは「音楽」サブカテゴリより1クリック多く必要になる。
 または、スペースにたどり着くのには検索フォームに用語を入れることもできる。検索フォームからは、スペース名に含まれる言葉しか検索できない。「邦画」で検索すると「邦画」というスペースがヒットするが、「邦画の掲示板」で検索しても実在する「#邦画の掲示板」というトピックはヒットしない。「NAPORIN」のなかに「ロバートのお話」というトピックをつくると、トピック名として「#ロバートのお話」が表示されるが、「ロバート」で検索しても「ロバートのお話」で検索しても何もでてこない。
 スペース名だけが検索対象である。トピック名は検索対象ではない。
 または、スペースの中にいるときに左上にある「スペースに参加」ボタンを押すことで、右上の「マイスペース」からお気に入りスペースリストを出せ、二発で飛べるようになる。ただしここでもスペース丸ごとがお気に入りできる単位である。トピックはお気に入りに追加できない
 さて検索結果またはマイスペースから、任意のスペース名たとえば「邦画」をクリックしたとする。するとその中に含まれるどれかのトピックに移動されエントリが新しい順に表示されるが、そのトピックはどれか自分では指定できない。最新の書き込みがあったトピックが自動で選択され、そこにとばされる。
 つまり、「邦画」スペース内で唯一閲覧したいトピックが「#最近見た邦画」であったとしてもそこへ移動するのに、日によって1クリック余計にかかったり、かからなかったりする。決まった手間で巡回したいのに困る。(人は、ボタンの位置などを手が覚えてしまったサイトをしばしば巡回するものである)本気で巡回したいほど興味のあるトピックができたら、ブラウザにブクマしたほうがよい
さて、あなたは第四階層に移動しました。「#邦画の掲示板」などのトピック名が掲げられ、その下に新しいエントリが上に来るよう表示されました。これはハイクのキーワードページの形に似ている。が、頭に#がいちいち表示される。#がついて表示されるのはトピック名だけだがしばらくはスペース名と区別がわかりにくい。
ところで現在のインターネットでいうと、「#」がついているキーワードといえば、ツイッターのハッシュタグと似ているといわれるのは仕方がないことだろう。が非なるものである。#がついている言葉は検索対象ではない。ヒットしない。「#~~」といくつか記入することで一つのエントリを複数スペースに登録するようなこともできない(そもそもエントリフォームにはトピックタイトルの記入欄がない)。
はてなスペース(サイト全体)では文字列などによる直接スペース指定は出来ない。そのスペース内の一つのトピックへ移動し、最新を閲覧したあとでなければフォームが出現せず書き込みはできない。「はてなスペーストップ(第0階層)」にはエントリ用フォームはなく、スペース(第三階層)検索用フォームだけが存在する。
2013年5/1ではメールからのエントリはできないようだ(今後実装されるかもしれない)。
さて、新規スペースを立てる話をしよう。
スペースを立てるときは公開・非公開が選べる。非公開だと第三階層以上は何もない状態。招待者がこっそり遊ぶ場所。
公開でスペ立てするときはスペース名を入力するとともにカテゴリ(属するべき第一階層、第二階層)を既存のなかから選択する。まちがったカテゴリに登録すると公式が訂正することがあるそうだ(ベータだけかも)。
かなりカテゴライズが支配的である。(棲み分けがキッチリしているともいえるが、後述するように使いにくい。)
そのほか、表示画像(スペースの大アイコンのようなもの)、背景色、背景画像などが選択できる。
なお、はてなスペースでは総タイムラインを閲覧可能することは現在は考慮されていないようだ。右カラムには自分が「参加」(お気に入りまたはフォローのような感じ)しているスペースが、新しい書き込みがあったものが上にくるような順番で表示されている。いちいち切り替えなくてはいけないので、最低でもRSS程度の総覧性が合ったらいいのにと思う。なお、スペース(第三階層)まで降りていけば他サイトなどもRSS登録できるようだ(いくつできるかはしらない)
 スペを立てた人間は非表示的ながらスレ主としての役割といろいろな特権が付されている。背景色が変えられる。たぶんはてなグループの管理者のようなものなのだろう。知り合い(はてなid)の招待が出来るところも似ている。
ここで、スペ主はあらためて発見してびっくりするだろう。スペースを立てたばかりでトピックを何も登録してなくても2つは自動で登録されている
ひとつ目のトピックは、”#”+(スペース名)+”の掲示板”というような文字列加算方式で自動生成される。これはデフォルトトピックということだろう。
また、トピックはスレ主が勝手に作ることもできる。スペースを含まぬ自然語で勝手につくれる。(ただしトピック名は何をいれても検索対象外)。癖で#をつけたくなるが、つけてはいけない。
もう一つ自動生成されるものがある。「#ブログエントリー」というトピックだ。これは、urlのみを貼り付けられる。他サイトでもok。urlはりつけに特化したトピックらしい。でも普通のトピックにもurlは貼れるし展開される。だから何のためにあるのかよくわからない。(スペ主が削除したり名前を変えることは可能)
スペースの右カラムにはそのほか、RSSブロックや、エントリから勝手に拾って表示してくれるらしきアルバムブロックなどがある。スペース内のどのトピックでも共通の表示内容である。
ここからは所感だが、人の嗜好は非常にさまざまで細かいということを私は理解してきた。
それを一次元のツリー型分類で一次元に分類することは意味がない。トピック名さえ検索できないなんて。ええとググれってこと?
せめてエヴァーノートのようなタグかけあわせ検索ができなくては困る。
また、階層がどんどん深くしていけないのも困る(横断検索の代りにしたかったのに)。トピック名がむやみに長くならざるをえない。
結局、第三階層たるスペース名しか検索できない、また現状、スペース名がむやみに長くなる雰囲気でもないというのでは、見たくないものまで見てしまい、ゴミが多すぎてそれを取り除く労力にうんざりして、だれも見なくなると思う。
はてなブクマと同じ、情報供給過多の病気だと思う。私たちはもっと視野が狭くありたいのだ。
もうすこし具体的にいうと、ハイクでのハイクサーチ、ハヘラッタ(描画つきクライアント)に相当するユーザーアプリケーションが出そろわないかぎり私には、はてなスペースは使えないものにみえる。

*1:後述するが、トップ=第ゼロ階層にお気に入りにいれた分だけのタイムラインは表示されるようになった