残しておきたい雑談がある

リニューアルしたなぽりんブログ。(日常報告よりちょっとまとまったネタ)

ところで、自分は幸せだし、このままでいいとおもっています。
専門知識はあるのですが、根っから専門家ではない。
自分の中で手続きが確立してしまえば、すぐ飽きがくる。
たまに新しい人と知り合って新しい手続き、新しい屁理屈などを考えるとき
自分はいきいきしています。
そういう職が合っている自分には、自営業はぴったりです。
 
 
今年はある団体の役員をやったり講師をしたりしていますが、
2ヶ月に一度くらい、しこりのように1日に2つの出張講義と
その前後の日に原稿の締め切り2つが重なったりするんです。
どう~~~しても先方がこの日。というような理由で、ふつう避けられるのですが、
誤解や先方の予定のズレなどがつみかさなってどかんとくる。
私は普段、自由な分、断れるものから断って
(断ること自体が無責任ですけど、無報酬なら断りやすい)
さらに人脈やら奥の手をいろいろつかって、
なんとかそれを乗り切ってあと2週間くらいはダラダラしています。
その間にまたなにかが積み重なったりずれ込んでダマになってしまったりします。
厄年というほどでもないけどそういう星回りの年なんでしょう。
 
体はキツいこともありますが、精神的にはそれがあったほうがいいです。
全然苦にはしてません。
母親、自治会、昔のご近所の子供達、小さな大学、そしてメインの大人達、東京~関東の大人達。
いろんな人が私を待ってくれています。
お礼もすごくいわれます。なんどもなんども。やってくれてありがとう。すごいですねって。
教育のたまものかもしれません。
自分も言われるとうれしいのでなるべくそういうようにしています。
 
自慢になりますが、本当に頼りにされ、有能さ(専門性)を買われているからまわってくるような仕事ばっかりなんです。
やっぱり重なると本人はイヤだなーとはおもうんですけど、
でも私がいなければ回らないから面倒な理屈をいったりもする私に
わざわざ頼んでくれているのだ。
ということは私が一番わかっているので、
そういう仕事は(飽きていなければ)喜んでやります。
 
そこで、お金とか、肩書きのことで一喜一憂しすぎの人が身内にいると、
心配してくれてるとは思うのですが、ちょっと困ります。
お金のために仕事を引き受けたいんじゃないです。
お金も敬意も両方ない仕事は、よほどギリがないとうけませんが
敬意もお金もあってもやはり引き受けたくない仕事があります。
 
今、家でも、外でも、でしゃばりすぎず、適度に感謝されるような小商いをして、
たまに「えっ!」ておどろかれているくらいが精神衛生上、とてもいいことなんです。
世の中では、権力も責任とセット。
責任をもってしまうと、御給料の分、ストイックによそ見せず専念しないといけない。
死にそうな生理痛と貧血でも、足をひきずるように電車にのって
座り心地が辛い椅子に決められた時間だけすわっていないといけない。
融通がきかない状態に自分をおくと、だれかにいつか迷惑をかけるので、
責任職を獲れ、年俸獲ってこいといわれても私は絶対に獲りたくないんです。
(もちろん、相手と通じ合ったとおもえる時など、
手頃で獲りたい仕事もあるんですが、微妙な判断です)
それくらいならなにも決定権がなく謙虚な感じでやりすごせる立場のほうが気がラクです。
肩書きは外向きじゃないけどすごくいい肩書きいただいてるんです。
自分で自分の面倒を見られる限りにおいて獲ってくる仕事、
わりふりを自分で決められる仕事なら
ちゃんとがんばってるし、評価されてるのです。
 
わたしはお人好しだと見えるのも知っていますが、
見た目よりもずっと冷たいし計算高いので大丈夫ですよ。
もちろん自分のこともすごく計算しています。
「このひと貧乏くじ引いてるんじゃ? 埋もれてるんじゃ? もっとがんばれ!」
って思うんでしょうけれど、実はそんなことはないです。
さりとて一言で自慢話ができるような単純な仕事もしてないんじゃないかなあ。
あえて一言で言うと、うまくチームの一員になれていますよ、精神的にも、労働量でも、というのが
今の社会人として一番うまくいっている人の表現だとおもうのです。
…そしたらチームの人の面白い話でもしたらいいのかしらね。
今度あったときは「職場はどんな雰囲気?
みんなやる気ある感じなの?
あなたはどう思われてるの?
だれか面白い人とか気のあう人、いる?
とんでもクライアントなんかもいるの?」とでもきいてやってください。
 
ま、わたしもうまくいっているので職のことは心配しないでも大丈夫ですよ。