大掃除するたびに思うこと - 残しておきたい雑談がある

日本に掃除のこと真面目に考えてる会社なんてダスキン以外ないんじゃないだろうか（絶望）。なぽりんです（挨拶）
　
大掃除に使える具体的なグッズとしては去年
naporin.hateblo.jp
に書いたとおりです。
　
それにしてもダスキンの大掃除セットに入ってたものはどれも、雑巾も、すごいなあ。
www.duskin.jp
（よくみたらぞうきんではなくマイクロファイバークロスという表記でした。したのほうに２枚組みのがありますね）

うちにもダスキンのと似たようなポリエステル雑巾はあったのですが、分厚いし絞りにくいし、一度つかったあとの手入れがしづらくて継続使用は無理ー！となりました。
ダスキンの「大掃除お手伝いＢＯＸ」にはマニュアルがついてて、この雑巾は「少量のよごれをかきとるためのものですよ」とかいてあって、そのとおりにつかうとまるで紙ヤスリかのようにぐいぐいとっていく。そして洗うと落ちる。
台所の、ふけば拭くほどヨレてきたりびよーんと伸びたりするやっかいな油汚れ、あるじゃないですか。ティッシュやペーパータオルでは食いつきはいいけど摩擦に弱くてちぎれてしまうし、使い捨てるには布雑巾は惜しい（ボロ布もそんなにない）。そんなときにこれがあってくれるということがすごいんですよ。
　
他にもいろいろな手段は必要ですよ、まずおおまかな汚れをとるのに使い終わったクレカとかのポリプロピレン系のカードをヘラにつかってぐいぐいとかきとる（かきとったら排水孔に詰まらないよう、ティッシュでとってゴミ箱へ）。
つぎにこのダスキン雑巾を水でしぼってこすると、油汚れのあるところだけおもしろいほどわかる。手応えが違う。くりくりこするだけでさっぱり。
最後にどうしても必要なら薄めた洗剤をスプレーして、普通の雑巾タオルで仕上げ拭き。
　
あとダスキンでお勧めのつけおき洗い、これどうかんがえても、「台所を食洗機にいれて洗いました」状態。きもちいいほど落ちますよ。これはまあ女性誌でもよくみかけますな。
　
そうやってかんがえると、学校でつかわされる縫い合わせた分厚い雑巾（子供では絞りきれない。）とか、レンジの油汚れ用の洗剤（腐食性があるので仕上げ拭きが必ず必要になるし、未塗装ネジ穴周りは拭けない）なんてひどいよなー。結局、ねちょねちょ油粘度みたいな汚れは、かきとって紙になすりつけて燃えるゴミにださないと、界面活性剤でどうにかしようとすると川が大変なことになるのに、洗剤メーカーは洗剤売りたいからそんなこといえないんだよな。
スーパーの家庭用品台所用品売り場に溢れている「特化」した商品なんかもパッケージと用途は特化して目先がかわってかっこよくみえるけど、特化具合が甘いよと。１００円で使い捨てるならまだしも。
　
掃除ではダスキンの特化だけがマジ使える「特化」だなーとおもいました。やっぱ女性をたくさん雇ってる企業は違う。そして住宅を売りつけるときに「だいじょうぶですよ」とだけ繰り返すヤツとか「家が汚くなるのは主婦が家事が下手なせいだから妻はあなたごめんなさ～い♪と恥じらっておけ、でもやっぱり知らないうちにキレイにしろ」みたいなウンコなイメージをふりまいてまわる企業は全員倒産しろ！とおもった。男主導企業は倒産、マジこれやで。だって、家材の素材からコーティングから、なにもかもが全部昔とは違ってて、正しい道を選ぶのがめちゃくちゃ面倒くさいのに説明もせず見た目だけで売りつけにくるんだもの。あと分厚い雑巾つくってるやつも全員倒産。なぽりんは分厚い雑巾を平気で売りつける人を個人的に憎んでいます（実家の母は分厚い布フェチでなんでも分厚く重たいウールがよいとおもっていました。それを反面教師にしたなぽりんはすべてにおいてポリエステル（フリース）派です）。
　
それにしても日本の家政女子短大とか、なにやってんだろね。イギリスのマナーハウスとかよりもっと先鋭的なことをおしえたほうがよい。一時期硬派だった「暮らしの手帖」も今はなんかゆるーい感じだし、「消費者なんとかセンター」もなかなかはっきりした結果がでてこないし。
なぽりんは暮らしの手帖とか、通販生活とかの超愛読者というちょっと左より生活者な青春だったのですが、それでもあの時代。暮らしの手帖でさえ根性論から抜け出せてなかったのだ！！（というか環境保護がへんにこじれた）。その結果、ものすごく家事が下手です。姑にいわせると不器用。
体重が半分しかない指も細い、小食で便秘勝ちで、ひ弱な姑が、何もしない嫁に半ば呆れながら帰省客のまえでもちょこちょこ手抜きでキレイにしてみせてくれる家事をみてすごく盗んできて今ようやくこれだよ！とおもっています。
　
まあこうやって厳しいことをいいますが、特化商品の中でもくりくり坊主