残しておきたい雑談がある

リニューアルしたなぽりんブログ。(日常報告よりちょっとまとまったネタ)

運動は好きだがスポーツは嫌いです

運動は好きだがスポーツは嫌いななぽりんです。
まずは今日の記事をかくきっかけになったサイトさんへ被リンク数を1票。
orangestar.hatenadiary.jp
 
オレンジスターこと小島あじこさんの日記はよく共感をもって読んでいます。端的に現代社会の病を抉り出してるし、それでいて弱者・スピンアウトされた者にほんの少しでもいいから救いをと願う漫画が多くて、ちょっと切ないです。
(しかし、鬱なアトモスフィアが全体を覆っているので、読者によって、合う合わないがあるとおもいます、合わない人は無理して読まなくていいとおもいます。端的にいうと、苦い物語が好きな人、大人向けです。100%ハッピーエンドが好きな人、なにか気にくわないことがあれば作者をけなす人などは読まないでください。)
 
 
で、今回の記事をよんでしみじみと。
スポーツって、結構ハードル高いのですよね。特に持たざる者にとっては。
健康を持ってない。スポーツ用品を高くても体に合うものから十分にそろえるだけのお金を家庭が持っていない。勉強に忙しくて外にでる時間がとれない。
スポーツをしない理由ならたくさんあります。
まじめにやってるのに要領が悪い「まじめ系クズ」にとっては、「スポーツ好きになれない→体育の成績が悪い、まじめにやってても怒られる→スポーツ好きになれない」という悪循環が生得的にあるんです。
で、そこで「体育の成績」というたった1つの巨大な障害を外すと、そこでようやくスポーツが好きになれるかもしれないと思うのです。たとえば

海馬が耳から駆けてゆく (1) (ウィングス文庫)

海馬が耳から駆けてゆく (1) (ウィングス文庫)

などにも、遺伝的にスポーツが得意で本人も客観的には女性で並以上の身体能力を持ちえていた方だけれど、結局周囲に「成績」で悪評価される劣等感から文科系の座業についた経緯が読み取れます。
 
 
あじこさんの話は「文科省なにいってんだ」ってとこで終わってます。政府(文科省)のダメっぷりはほんとに伝わらないのでここまでいってもらうとわかりやすい。
 
でも、自分は、もういっぽ進めたいです。
自分ガタリさせてもらいますが、生活から100%スポーツで評価されることがなくなった大人になってから、ようやく、自分のためだけに運動をするべきなのだということに気付きました。女性用筋トレに休み休み通っています。
 
体を動かすと、好きな料理を少し多めに食べても後ろめたくない。
体を動かすと、ひきしまってきて、しかも数時間は暖房要らず、体がぽかぽかして、寒い廊下の掃除なんかもできるようになる。
体を動かしても、無理しなくていいのなら、喘息の発作が起きない。
体を動かすと、座業の中年に多い胆石や結石が小さいうちに流れていき、手術になるような大発作を減らす。
 
でも「体を動かすことでいい効果を得る」を達成するには絶対的に「スピードも時間も自分の体にあわせて決める」ことが第一条件です。
「個人の体に合ったスピードで体を動かす」から、「運動」になる。それには「スポーツ」という競い合いとか団体を含む概念はあてはまらないのです。ましてオリンピックなんて、もうあれは私の考えてる運動とは別物ですよ。だって、ステロイドとか野球ひじで体を壊してでも記録を達成したい人たちが出てくるんですもん。あれは今なら週刊少年ジャンプの編集者になってるような勢いのありすぎる人びとの考えたルールだとおもいます。
 
だから、今、文科省がもっとも推進すべきは、「ポケモンGOを絶対に徒歩でしかできないようにETCカードの電波などもつかって全力で規制すること」とか、「ポケモンGOを何時間やってもよい公認公園をつくる」とかなんなら「中学生にも出会い禁止処理したスマホを配る」だと思うのですよね。そもそも運動って、スマホゲームのような個人の楽しみのためのものが入口でないといけないのです。いきなりランキングトップをテレビで見せられてもねえ。
 
以上、なぽりんでした。