残しておきたい雑談がある

リニューアルしたなぽりんブログ。(日常報告よりちょっとまとまったネタ)

家計簿はマネーフォワードが楽ちんという話

複数の口座やカードをもっているとデータを集めてくるのが面倒なので、マネーフォワードというアプリをスマホにいれるととても便利になったなぽりんです(挨拶)。
もう名前とか良さはよく知ってる方は下の囲みの具体的な使い方、手順だけ読んでいってください。
 
そもそもマネーフォワード(以下ではMFと呼びます)は自分がログインしてるいろんなネットサービスに覗き見穴をつくってデータをまとめて表とかグラフにしてくれる(送金とかは防犯上わざとできないようにしてある)家計簿ソフトで、無料だと10か所まで登録して覗けます。あと、無料会員でもレシート写メったら家計簿につけてくれます。この2点においてとても便利。
カード明細を複数のカードで寄せ集めただけでかなり家計簿っぽくなるしそれを見やすいグラフにして見せてくれます。カード決済を受け付けていないサブウェイとか地元スーパーでの現金決済は、レシートを写メるだけです、電話番号を読んでかなりの確率でお店とジャンルを言い当ててくれます。
レシートは、読ませるときも少しコツがあって、手やスマホの影がレシートにかかるとうまく読まないので、エレコムの書類スタンドやブックスタンドがあるとキレイに読みます。それでも例えばちょっと字が細かい(半角、行間詰め)うえに紙が薄くてよれやすいマクドナルド、あとレシートがくそ長い(アンケートの下に日付がある)ケンタッキーフライドチキンみたいなレシートは苦手ですが、部分的に間違えられても、スマホなので片手で気楽に訂正できます。パソコンの前に座るよりは楽って感じです。電話番号入力から正しい店名出してくれる場合もあり、それがだめでも一回店名いれたらあとスマホの予測変換もあるので、レシート読み込みはあった方がだいぶ楽です。一応、買った品名も読んでくれてるらしいけどなにに使ってるか知らないし消えてるっぽい。自分はそこまでの機能はいらないです。プライバシーとか気にする方はここが気になっちゃうのかも。
デビットやクレジットカードでの決済で商品を買ったときはカードのサイト側にのぞき穴をあける(連携とかアグリゲーション*1するといいます)ための手続きをすれば、あとはMFにログインさえ定期的にしておけば勝手にまとめてデータを持ってきてくれますので、写メの手間さえいりません。ただ、大型スーパーだとカード側で「イオン」など全体の店名しか表記されないことがあるので、レシートは1か月後までとっておいて「イオン」のなかでも「家電コーナー」なのか「レストラン」なのか「服・クツ」なのかは自分で分けられるようにしておくと家計簿の見易さをあげられます。このときもボタンでジャンルをポチっと選ぶだけなのでこれも楽です。欲しいジャンルが画面に出てないときはいちばん下のその他ボタンから探せます。
つまりクレジットカードで支払いをしたらその1か月後にスマホの家計簿とレシートみてちゃちゃっと「この日のこれはレストラン。こっちのはクツ、こっちは本」とボタン押しだけやっちゃえばちゃんと家計簿ができます。あとamazonは連携すると書名が全部家計簿に書かれるのがちょっと恥ずかしい・・。
連携先は、銀行、カード、証券、通販、ポイント、交通系電子マネー、金券などたくさんの連携先から選べますが、無料会員だと10カ所までですから、動く金額が大きなところに絞り込むと良いでしょう。
カード引き落とし時に口座が空だとそのあと手間がかかるので、便利に監視システムとして使っていきたいです。
  
ウザイ長文になったのでまとめて書いておきます

<まずスマホでやる手順>
普段からこまめにアグリゲっておく*2
レシート束をもってくる。
カード決済レシートAと現金決済レシートBとレシートでないものCのグループにわける。
・Bはスマホの写メ(入力→右上「レシート」)。書類スタンド

があるとやりやすい。
字が細かいものは読み込みにくいらしい。日付と金額が間違ってたら訂正。
・Aはアグリゲートされたカード引き落とし記録と合わせてみてジャンルが整合してるかだけ見て訂正。
・Cは町内会費や医療費、切符など。すべてを手打ち込みで「入力」する。(適当でよい)
A~Cのうち経費にあたるレシート、医療費領収書などは確定申告のためにとっておく。あとは捨ててよい。
・一年以上前のレシート(非プレミアム契約)はMFへの入力をあきらめる・・・。
・1か月以内のカード支払い分レシート(まだ読み込まれてないし、あとで読み込まれて重複すると訂正が面倒)は入力を待ってあとでチェックに使う。
 
<次はサイト側での手順>
・入力。未設定が赤くて見やすい。手直しをほどほどでやっておく。
・保存。手持ちパソコンにデータを保存しておく。といっても直接csvデータを出してもらうのはプレミアム契約でないとできないので、しょうがなく計の支出・収入詳細(下の方のリンクから)でテーブル前行のお尻~テーブル後行の1文字目くらいまで反転コピペ*3
そのまま左右ボタンで別の月へたどっていけば、必要な範囲が反転したままでてくるのでコピペ押すだけで範囲選択もいらずかなり楽ちん。
タブを切り替えれば「月次推移(げつじすいい)」も半年ずつ吐き出してくれるのでウィンドウズ付録のスニッピングツールのjpgでコピペしよう。見やすい。
データもコピペ。単位「円」があると加工しづらい場合はエクセルctrl+hで削除してしまえる。
 
<特殊な仕訳>
・取引額がゼロになる取引はスマホ入力ができない。あとで補填されるもの(ふるさと納税など)、もらった金券で買ったものは、もっと高級な家計簿ソフトやら会計ソフトで振替や伝票などできないと無理。わりきって最初からレシート捨てて入力しないのが吉かもです。それか、特殊なやりかたとしては、振替を起こしてからあとで訂正します。
・取引額がプラスになる取引は、スマホ入力で「支払った」で一度登録して、あとでその日付をみて一時収入に訂正する形でならどうにかなります(金券のおつり、中古店だのメルカリへ手持ちグッズを売ったとき、税金の還付金、たからくじなど)
 
<心構え>
結局、リアタイで分かりたい口座だけ10個までアグリゲれるサービスです。生活口座監視用と割り切ったほうがよい*4
もしどうしても完全につけたいときは同社のMFクラウドなどクラウド会計ソフトのほうが高くて使いにくいけど高性能です。会計や簿記の知識が多少必要ですが正確な「家庭経営帳簿」をつくれます。*5


あと、細かな注意。交通系電子マネーはモバイルでないかぎりMFのアグリゲート対象外ですし、名古屋のマナカはモバイルでもどの種類でも不可能なので、ここだけは簿記でいう現金主義で記帳して補うしかないです。
銀行などでもサイトにログイン失敗して、3ヶ月以上放置してデータが辿れなくなったときは手持ちの現金との齟齬がひどいので、あとから振替伝票を起こして、なしという口座と振替してから訂正します。この訂正も機能上不自由な部分があるので、面倒なら、簿記の事業主貸のつもりで額面整合させればいいと思います。ではでは。

*1:aggregation、集約、集成

*2:スマホでちょっとタップするだけ。エラーがでた登録先だけブラウザログインで書類読んでおく

*3:エクセルのセルを選択して右クリックでデータのみ貼り付けをえらべる

*4:なお証券会社登録すると日々変動しますが毎日資産が増えた減ったとか一喜一憂してはいけない。

*5:ただしMFクラウドスマホ版は全然使えないらしいし、家計簿から事業への移行や連携もありません