残しておきたい雑談がある

リニューアルしたなぽりんブログ。(日常報告よりちょっとまとまったネタ)

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たまには女児の側で考えろ(棲み分け問題)

1.フェミ叩きに思うこと

最近いろいろなところで萌え絵が炎上しており、結局、女性キャラの商品化が、くどい、あざといってとこに問題意識をおいて問題提起すると「フェミ」と呼ばれ、「表現規制派だ」と混同されて「おれたちの表現を奪うな」とわーっと誤読前提で揚げ足取りなどされ、切りがないのでブロックして終わりみたいな流れになってますね。
まあ今までは自分もオタクだし*1、気持ちはわからなくもないし*2忙しいし。で放置してたんですが、ちょっとヒマもできたので長文書きます。
 

2.表現規制(広い意味で)

女児も男児も、ものごころついたときからコンテンツを自分で選べます。字が読め絵本を手に取るころには絵柄のニュアンスはだいたい全部わかります。なぜなら描いてる人が子供にもわかるように丁寧に描くからね。なのでできれば本人に選ばせてください。
 
あっいいたかったことが全部おわった。いやおわってないわ。
本人の好みで選ばせるからと放任したほうが楽なのに、それでも親世代がコンテンツに気を使い、はてはコンテンツ側が住み分けろと無茶を命じる前提としては、今までの長い歴史で、不幸な出会い頭の事故で子供の健全な成長を阻害された実例があり、それによる「子供のため」という大義名分があります。
まず点滅でてんかんを起こすとか、大音量で鼓膜を破るようなコンテンツは子供には禁止にしないとクソですよね。ヘッドマウントディスプレイでのVRも子供に治らない視覚障害をあたえる可能性があります。これをもし周囲が子供に与えたら咎められて当然ですよね。
トラウマを与える、洗脳するようなものもダメですよね。洗脳って結構身近にありますよね。
幼児だと暴力(物理いじめ)、小学生以上はハラスメント(心理いじめ)。
高校以上18歳未満だと詐欺、強姦などの犯罪を(より巨悪を叩くためでもなく)むやみに称賛するようなコンテンツ、そして自殺の美化や、イデオロギーのための自己犠牲・戦死を美化するコンテンツも。もちろん巨悪の前の小悪という演出により回避もできますが、レーティングも回避もおこたって18歳未満にあたえるといくらかの割合で洗脳が発生します。(今も存在する少年兵は洗脳でつくりだされますので現実にありえない話ではないです。ナチズム賛美の規制も歴史的経緯からみて当然です)
 
もちろん「フィクションが洗脳回避したところでニュースでは現実の悲惨な事件が報道されてる」のも事実ですが、ニュースは事実報道に終始するのでストーリーや演出による美化はしません。逆に「フィクションにて美化されたもの」は憧れの対象になりますよね。「洗脳」はいつもどこかで起こり得る。だから表現規制はなされ、表現規制のなかで広告対象制限による棲み分け、売り場を分けるゾーニング、子供へ売らないレーティング、どうしても回避できないなら発禁・部分削除などの手段が併用されています。
 
そしてその「美化洗脳」の一種として「女性性の商品化」についてしょっちゅう衝突して炎上が起きてるわけです。
 

3.なぜさほどエロくもないお兄ちゃんむけコンテンツが親に憎まれるか

 
フェミ「プリキュア抱き枕が問題ないとする人はディズニーのキャラクターで抱き枕作っても問題ないのか!」 - Togetter

目線が「自分もプリキュアになりたい」子供のものでなく「プリキュアという少女がほしい」大人のものだからです。下から目線と上から目線でコンテンツの楽しみ方が根本から違う。言うまでもないことで、おそらく男性ファンもわかってて絡んでるんですけど。
 
子供はプリキュアを1個人としてみとめており、プリキュアには(未就学児には想像もつかない)学校生活などで忙しく、ただプリキュアの公務の一部としておもちゃ会社を通して子どもたちにメッセージをくれることがあると思っています。その上で自分も強いプリキュアになるため、しっかり修行しなきゃ、と生活のはげみにしています。
一方で、おにいちゃんたち向け商品のプリキュアは自分(成人男子)より若く小さく弱いのに頑張ってる。可憐。そんな上から目線のさらに無防備なパジャマ私服、それも肩脱げが見たいというわけです。それはヒーローにあるまじき弱々しきすがたです。子供にとってはきぐるみの中に人が入っていた級のショックになりかねません。そんな弱よわしいヒーローを窃視してよいのは、アニメ内で親が布団をかけ直す時だけです。(なおプリキュアは初代コンセプトからヒーローであり、個人的にヒロインとは呼びたくありません)戦う女のはずが、本筋に関係ない私服の脱げかけ状態にされ「意図せぬ誘惑」のように描写され高額商品にされてるのを見ただけでも女児の親としてはイラっとします。
もちろんお兄ちゃん向け商品は、公式が出さなければ同人で出るだけですけど、うっかり公式商品としてamazonに登録でもされたら親はエライ迷惑します。子供の中にはサイズ感もプライス感もなく、商品説明で塗りがきれいなら、なんでも見境なく欲しがる子もいる。そして成長した後で「そういう意味のある商品だったんだ。知らなかったから嫌がる親にねだってしまった。悲しい。公式に裏切られた」って傷つく女性もいるんです。
こういう欲望目線を大人にだけでも、わかるように固定することは公式は絶対にやってほしくないし、どうしてもやるのなら広告の段階から棲み分けしておき、万が一対象外の人に見つかったら「これはあなたたちには知らされないはずのものですからどうぞお引取りを」と棲み分けるべきだと思います。あと抱き枕はでかいですから保存も廃棄も家庭で女性がいる状況なら本当に考えてほしい。
余談ですがもし元ツイの女性がディズニーではこんなの許されないって主張してるのにひっかかっても対象年齢の違う商品を引っ張りだしてまで揚げ足取りばかりして叩かないでください。ほっときゃいいでしょ。
もうちょっと踏み込むと、万が一そのやりとりをエゴサーチで目にしちゃったディズニー側が昔のようにファンアート(公式アートも)に硬化したとしたらディズニーを内緒で楽しむ大人ファンが大迷惑だ。
だから表現規制緩和を口実にどこでもみさかいなく暴れたら、逆に首がしまることを知らないバカは嫌いだよ。
  

4.(蛇足)「女性らしい」女性キャラの表現についての違和感

「恥じらう」「自信なさげで」「かわいい」「幼くていとけない」女性の姿(ファンタジー)は一種の人気コンテンツですが、その理想に近い雰囲気を保つために、現実の中学生にも、女性キャラにもまともな性教育を与えないのはダメです。
いかなる小児でも性犯罪対象になることがわかってきたから、自己責任論の強い日本では、女性にこそ可能な限り早い年齢で性犯罪防止と正しい性知識を与えるべきなのに、男性主導の義務教育はその努力を本気でやらなかった。
 
そしてそのように保護して作り出した無垢で特殊で美しい「恥じらいや弱々しさ」をさっさと「情熱」で最後まで押し切るのは、強姦という犯罪です。より理想的に美しい恋愛の成就ストーリーほど強姦犯罪に近づくジレンマがあります。
他にも、「ダメ」を押し切ってハッピーエンドに至るに、毎回話し合いと準備という通常の手段をとるのはマンネリになりますので、いろんな手段が描かれていますが、それもほとんど、準強姦(睡眠姦など)、強要、脅迫、セクハラなどです。(がんばって、ラッキースケベ合法ロリや人外という現実でなさそうなストーリー展開を用意したところ、バリエーションなんでもありすぎて、逆に最近、実際の女子高生拉致監禁事件を環境設定丸パクリしつつ純粋恋愛として美化した漫画が描かれて、実在の拉致犯罪被害者へのセカンドレイプだと話題になりました。しかも書いてるのたぶん女性。男性のつくったまちがったロマンを内面化しすぎてて怖い。)
 
もしある作品がわいせつ、犯罪(強姦、強要、脅迫、詐欺)、セクハラのいずれにも該当しなくても、日常で乱発される恥じらいを売り物にする表現は「つごうのいい嘘=ファンタジー」がふくまれ、しっかり憶えておくべきリアルな女性像を覆い隠してしまっています。
 
一応公平のために書いておきますが、フィクション世界の外の現実でも女性は生まれつき脳梁が太く共感能力が高く、しかも体格に劣るため、男性の押しに弱いとされており、「イヤよイヤよも好きのうち」「ないてるのは喜んでる」「そういうプレイ」「本人も納得してる(後付)」「知らぬが仏(盗撮、リベンジポルノなど)」などという、性欲正当化圧力前提のきったねえ性交渉手段がひろまりすぎてます。
現実女性は本気でノーをいいつづけてますが、ある種のマッチョ思考な男性に届かず(その一部は子供の頃の洗脳がとけていないのかもしれません)、女性(現実女性、女性キャラ)の商品化(本人の意向にかかわらず盗撮などで勝手に性的商品として扱う)、コレクション対象化、トロフィー化、犯罪対象化がとまらない現実もあります。
「痴漢」「未成年買春」「出会い系」「恋愛工学」「青少年保護育成条例」といった言葉を調べると性犯罪者が毎年ひきもきらずでています。妄想力を作品に昇華させたはずの漫画家、無垢な生徒と触れ合える校長先生、NHK職員などなど、あらゆる職種の男性が性犯罪に手を染めて職を失っている現実があります。
犯罪報道ではかならず被害者側を責める日本。
毎度毎度の「被害者叩き」は日本の民度を反映してるよね - エストニア共和国より愛をこめて
日本でひろまっている都合のよいファンタジー女性像は押しに弱いリアル女子の反映だから、改善すべきはまず現実の女性だという反論もきっと出るでしょう。
でも女性に参政権がなく月経が汚らわしいと石を投げられ、顔も知らない相手に嫁がされる時代から、押し続けてまだ150年です。それでこれだけ男性にはびこった男尊女卑洗脳をうすめ(むしろ江戸などより男尊女卑がもりあがった面もありました)、現実と戦ってもきましたが、そこでもいきづまってるんです。
日本114位、過去最低 世界の男女平等ランキング :日本経済新聞
こういうときこそ、これから80年を生きて導く子供のためのコンテンツが正しい性役割知識に準じて見せて将来を打開すべきときでしょう。
 

5.(蛇足)性的消費ってなに? わかんない

「性的消費」とは何か
具体的に例示すると必ず「俺はそれでヌけないんだけど」と反論してくる人が100人くらいいるのでバカバカしい。あなたのチンコに聞いてません。
あらゆる場所に自分の好みの新規異性キャラクターをあてはめてくれないと買わないという態度、およびそのためにたいしてキャラ立ちもさせず使い捨てにされる異性像の異常性を顧みないことです*3
当然、女性も好みに応じた性的消費はしていますが「私はそれでヌけない(から男性アイドルは全員性的消費されていない)」などというバカバカしい主張まではしません。フィクション・アイドルに「いれあげて」おり自他の資源を消費している(批判がある)ということに女性はわりあい自覚的です。
日本よりさらに男女差別ランキングが下である、サウジアラビアなどでは実在の女性も人権が一部オフにされてて(たとえばスポーツや自由恋愛禁止)、商品(持参金つき子孫製造機)、消耗品(離婚簡単、姉妹の代替品)の扱いをされています。実在の女性の自由意志がない、人権がない、弱い立場におしこめられているわけです。
架空、実在の女性の人権の歪んだ認識が最初は小さくても望ましいものとして定着するともっと大きな歪みを次の世代に対して再生産しかねない。実際に宗教という洗脳によって、女性が消耗品となってしまった国が安定国家として存在している。
まっさきに自由であるべきフィクションの世界でも、洗脳できる魅力がある以上、「女性キャラなら欲望につごうよくラッキースケベで使い捨てできる」との洗脳だけはだめだ。特に子供向けコンテンツからは性的消費要素を取り除く努力が絶対に必要。
「俺それヌ」以外にも「性的消費は三次元にしかあてはまらないふりをする」「子供には性的コンテンツが理解できないはずととなえる」ことで二次元コンテンツでは性的消費が存在しないことにしようとしてもダメですよ。「絵師の仕事を尊重するためという理由で万人の見えるところに置く」行為も親、成人女性が見ています。
 

6.結論

「女児向けフィクション」として売りだしたコンテンツだけは絶対に男性向けに都合よくなびかないでください。
今生きている成人は(洗脳が解けろとはいえませんが)本当に丁寧にその未成年に向かう欲望目線を隠して棲み分けてください。欲望のままに自覚のない行動をするのは差別や犯罪につながります。堂々と欲望を満たそうとするな。卑怯さを自覚し、隠れて、やれ。
 
私からは以上です。

追記 萌えコンテンツにティーンはどういう態度をとったら(とらせたら)いいか。

BLはエロ本じゃない! - Togetter
「BLはエロ本じゃない」「萌え絵はエロくない」(だからティーンにたいして入手規制するな)。
どちらも、思春期男女がかかりやすいはしかです。しかもこの中には、本当にエロくないBLやエロくない萌え絵までしか目にさせられたことがない若者が混じっているのが困ります。
若者側としてはこの主張に対して大人からどういう回答が欲しくて言っているのか。
「はいそうですね、無制限にティーンにBLや萌え絵を供給してあげましょう」でしょうか。しかしそういう回答がつくことはありません。なぜなら実際には「成人向け」にはきっちりエロいBLや萌え絵が存在しているからです。BLで青少年保護条例に該当した本もぽつぽつでています。
北海道では、H29年に大手BL雑誌の11月号が該当しました。
 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/dms/ss/bukai/H28yugaitosyo.pdf もちろん男性向けのほうが規制対象が多いですが。 
かといって大人が「実際エロいのがあるじゃないか。みて見ろこれを」と成人向けを突きつけるのも、セクハラであり、児童虐待になります。ゾーニング破りにもなりますね。
したがって、ティーンには「○○はエロ本じゃない」を発する前に無知の知を自覚することを期待したいです。
そして、はしかを目撃したおとなは「おまえ18歳以下だろ。成人向け読んだことないだけだろ。主語でかすぎ」とたしなめて、自覚させ、あとははしかが治るまで放置するしかないです。(18歳以上で「思春期はしか」をながびかせた人にもこれは有効です)
ネットでは相手の顔が見えないので、ポジショントークがからまわりしてしまいがちです。これも棲み分けの一種になりますが、表紙写真などをぶつける泥仕合になって迷惑するのは第三者のはずのコンテンツメーカーです。著作権侵害にならないよう冷静に対処してください。

*1:昔は腐女子という言葉がなかったので、古い腐女子は一時期オタクと自称していましたが、それをのぞいても、男性オタク御用達のコンテンツや商品を購入することがあるので、消費タイプとしてF2層とオタクを兼業していると思います

*2:萌えるのにも時間を捻出しなければならない程度には

*3:同性アイドル・キャラにも金を払う人は異性を同性と読み替えてください