残しておきたい雑談がある

リニューアルしたなぽりんブログ。(日常報告よりちょっとまとまったネタ)

三体読んでるメモ

小川一水の天冥の標以来の長編SFへの挑戦。

 

でも分厚くて重いので手首がかなりつらい。
あと1巻読んで挫折して半年くらいしてから2巻よんだら人名全然わすれてた。
ハヤカワだけにサービスしおり(人名表)があって親切ではあるが、ネタバレを避けていることもあって、いまいちわからなかった。
 
・時系列は章の冒頭にある下寄りの年紀から拾えるのでメモしておけばよかったかもしれない。

一巻 
・西暦1976年、1978年、
・202?年

葉文潔
史強

丁儀

二巻
・智子
・面壁者
・水滴(探査船?)

・危機紀元0~(200年冬眠)~213年

章北海
羅輯
史強
 
三巻
・抑止紀元62年
・送信紀元元年~(6年冬眠)~8年 大移民で人口減の可能性
・(62年冬眠、トマスウェイド)~(送信紀元は51年ほど続いた)~あんたいプロジェクトで人口減 
・あん体紀元11年までの70年で人口は41億人から21億人に減った

 

智子
程心
天明
トマス・ウエイド
ホーアルシンゲンモスケン
 
二次元 触手

 

最後までよんだ

以降はネタバレ

三巻後半

えーーーーーーーっもう新しい世界の描写が駆け抜ける速さすぎてわけわからんのだがグレンラガンか?
あと最終的に年表でてきた(ネタバレ)
二次創作翻訳中ですってよ読みたいな
 

 

何度か似たモチーフがでてきて一度目は失敗し二度目は成功するしくみもおもしろい

・葉文潔が部下として切り捨てられる際に大失敗しているが章北海はやる気のない部下をはずすのに大成功している
・史暁明の逃亡権ビットコインは失敗したが雲天明の移住権ビットコインは実体がほぼなくても成功した
・博物館から買ったワインは失敗したが葉巻は成功した 

感想1

・もうなんというか人類育成塾みたいだった 合格したらなにしてもいいんだよ でももっと高いところいっぱいあるけどね! …つらい
・成長をひたすら追い求め責任を負い続けるのもつらい人生だけどSFって平気でやってくる たまにはゴールを自分で決めて見せろ 田山花袋でええやん
・友達にすすめたら「中国本土の文学者が文革からはじまるSFかいていいのか、生きていられるのか」って驚いてたし自分もそれはおどろいた
天安門はまだだめなのか?
・ディアオパイ石鹸とか騰?集団の飲み物があるところ、商標は地続きでいいんだななど
・暗黒森林の人狼ゲームっぽさ。というか普通にゲーム理論か。スパイの読み合い。三体人も最強知性ではなく成長して知っていく途中だった。
・ホーアルシンゲンモスケンが秀逸
 

ネタバレ一言人物紹介

・三体 ゼッタイ嘘つけない宇宙人。なんかあの有名なASDテストの「メリーのぬいぐるみ隠し」みたいなエピソードもある。
・汪水水水 カメラのギミックでアレしたおもしろいおにいさん
・るおじー 人を愛せず空想を愛した現代っ子、かなりの重要人物。4人中実は一番ジブリっぽい面壁者。サンタさんはなんでこの人だけがヤるって予知してたの? とりあえず理屈はわからんが囮としては最適な行動をとっただけでもよい。小川一水エンドかとおもったらそうでもなかったところもよい。
・葉文潔 家族全員皆殺しウーマン(母親は除くとおもいきや人類全員の中に入ってるもんなぁ)
・史強 ハードボイルドガードマンポリス。日本人の大嫌いな被ばくによって悲劇的に退場するかとおもいきや次の人生でもハードボイルドガードマンポリス。ちょっとヘクトールみたいな旧型ヒーローで好き。
・章北海 黙ってあっさりと死んでいく高倉健みたいな父を持つ。わりと軍人軍人している。これも旧型ヒーローでありたぶんみんな好き。あと一人を退場させたエピソードが最初との対比ですごい。
・程心 お姫様プレイされてたとおもったら全部借金かえしてちゃんとかえしってでていった、やさしくかしこい女の子 
・雲天明 一番のイケメンであり三国人の両心の塊たる王子 そこに愛はあったのかが知りたい
関智一 ギルガメッシュの声優でありスネ夫の声優でもある天才
コンスタンティヌス 私が何回ガチャ引いてもきてくれなかった上に三体に出演した唯一のサーヴァント(むしろ隠しコラボだったのでは)
ダモクレスの剣 イスカンダルが来てくれたので三体に出演していても許す
・丁儀 なんか脈絡なくでてくるとおもったらスターシステムだった人。水滴に触って死んだ。

たぶんまだフィクションだよねとおもわれる科学(物理学)上の重要なギミック部分

・太陽の拡声器化
・三体恒星の飛星化にガスがかかわってるとこ
・低光速バリアー(ATフィールド)。当然コンピューター(電磁波)が使えなくなるけど神経系とかで低速に切り替えて頑張れるという仕組み
・11次元とか2次元とか
・途中で男性の女性化がおこるってかいてあってわろた