失礼ながら存じ上げません。私が知っているのはこの記事だけです。
ＮＨＫ島津有理子アナが退局「医師目指し大学で勉強」：朝日新聞デジタル
しかし女性にとって医師という道には逆風が厳然と存在しています。
【群馬大学医学部入試】 年齢で不合格に？ 判決が出ました | 倉部史記のブログ
東京医大女子減点に垣間見える医療界の問題点(榎木英介) - 個人 - Yahoo!ニュース
こちらの解説がよくまとまっていると思う。
当時56歳の女性が群馬大学医学部を受験したが、学科試験は合格基準に達していたものの、面接で「著しく不良」とされ不合格となった。女性は国を相手取り訴訟を起こした。結局訴えは棄却された。
「芦田愛菜さんがあこがれる病理医とは？～女性にも女優にも向いた職業です」
実はこのとき、子育て中の後輩女性病理医から、厳しい批判を頂いていた。男性が女性に向いているということ自体、男女の役割をステレオタイプで見ているということなのだ。私自身、バイアスにとらわれている。
一番暗澹とするのは、「医者はブラックだから（女性差別はおこった）」と影でひなたでネット主張する自称医師の多さです。いつでも自営になれる高報酬の士業が「ブラック」を理由にするのは社会活動に対する意識が低いまま積み重ねてきた業界全体の社会的犯罪としか・・
http://igakubu-guide.com/kikaku/logos-quartet/ ３０代で再受験ケースはあるようですが、性別データはありません。
島津さんの年齢は４４歳と公表されています。
・４４歳で受験準備を始め（国立ねらいなら夏でセンター申込が終わっているので２０１９年夏に申し込み、２０２０年冬に受験）、
・４５歳で受験（少子化でも「ドイナカ私立医学部」でも、受験生には人気が高いため高年齢の女性が採用されない可能性がある）
・現役合格として６年後に５１歳で国家医師試験。
・２年間のレジデント（研修医）。５３歳。
・いきなり独り立ち定年まで現役（といっても通常ならまだ修行期間にあてるくらいだが）は７年間弱。
もし受からなかった場合に群馬の女性のように訴訟を起こし、そして一度は（判例法として同じ法理を適用され）負けるところまで計算に入れての、世間を変えるためのあえての行動なのかを伺いたいところです。大乗仏教的な、他の高齢女性受験者など、自分も他人も救う覚悟のもとでやっていらっしゃるのか。
しかし、もしすんなり入れた場合、一人の高齢女性を入れたことで、一人の、学びたい１８歳女性の本来合格できていた枠が失われることもあるかもしれません。医者の場合は社会人枠入試は（絶対か確かめたわけではないですが）存在せず、ＡＯ入試枠は学力は一般入試と同等をもとめられた上、勤務先が予め決定されている場合も多いです。
アナウンサーも大変なご職業だと思います。ここまでやってこられて、純粋に一人の女性としてご自身の幸せを願っての行動であれば、もう一度よく考えたほうがよいのではないでしょうか。たとえば社会人向け講座、ユーチューブの公開講座など学ぶ・知識を得るだけなら今はたくさん別の道はあるとおもいます。大学の教科書も一般人に売らないものはないですから、春にどこかの大学丸善にいくとか、なんならamazonでも書籍はシラバス（ネットにより公表されている大学が多い）の通りに手にはいります（それが読める素養があるかは大学受験により判定されるわけですが）。論文もアブストラクトだけならグーグル・スカラーづたいに入手できるものも多いです。
それでも資格がないとできないことをしたいということであれば医学部を卒業するしかありません。
老婆心であり、これらはニュースとして下読みする範疇の事柄だからすべて知っていたという場合はご容赦願います。
島津さんがご自身の本当のぞみをかなえていただけますようお祈りします。
以下余談。
なぽりんは姻族含めて３親等以内に４人のお医者がいます。４親等にすると１０人くらいいるとおもいます。
今の医術は身内から見ればどうみてもはっきりブラックですが、（お金で家事とかを補いまくっててもその生活でよく子供生んだな？と思う）
医師会があれば労組要らない、サービス残業や無理強い勤務など１つもデータ上は存在しないってなってるしくみがそもそもおかしいとおもうよ。
あれだ、医師会はあれほど政治的発言力あってもなにも目立った成果がでてないし（えーとおくすり手帳でしたっけｗ診察にもってこいっていわれたこと一度もねえわ）、白十字とか薬害エイズとか薬品会社による論文に自分のデータつかわれたときの改ざんを内部告発できる仕組みさえない。もちろん患者が労災申請希望しても鼻で笑い飛ばしたほうが次の患者が見られるから良い。
こういうしくみをおかしいとおもわない。団結もしない。よほど学歴競争を染み付かせられた機械的な専門バカを煮詰めたところなんでしょうなー。そして人生残り少なくもないから逃げ切りできない若い人は一人で今更ＡＩに診断力で負けたらどうしようと怯えてたり。
表題の方は元アナウンサーさんなので、例えばIBSと低fodmap食など、潜在的な病気の伝道師になるようなことは国家医師資格なしでもできるし向いているのでは。
「医学情報を勉強しゆくゆく健康産業に携わりたい」との希望をひとことで医者と言ってしまっただけの可能性も普通のご職業ならありだとおもいますが、現職では言葉に敏感なはず？
ちょっといろいろはてなマークが乱れ飛んでいます。
