残しておきたい雑談がある

リニューアルしたなぽりんブログ。(日常報告よりちょっとまとまったネタ)

医者と教員と飲食店バイトは同じようにブラック

というのはどうしてかというと医者や教員の大多数は正社員じゃないからです。
  
正社員というのは納税の義務とかかなり免除されてる(勝手に天引きで会社がなんでもやってくれる)。OJTで業界の法律やネゴシエーションもかなりわかる。
 
自営業は辛いよ。彼らは一般的労働法もしらなければ、労働組合もない(医者は医師会があるけど)ので、どうしてこんなに自分のしごとがつらいのかわからない。なにかというと上司や雇用元のせいではなく「顧客のせいだ」と思ってしまう可愛そうないきものなのです。
いっぱい客がきたら給料が据え置かれたまま同僚が増える、だとよかったのに、彼らのしごとはそうではない。この不合理に適応するため、彼らは困ったら「客を無視することで減らそうとします」。比較的重要度が高い客に熱中するだけで、同僚を増やしてくれ、そのために後続をどんどん育成しろと上の人に圧力かけようなんておもいつきもしません。(上の人っていっても政治家くらいしか思いつかない)
 
次は上の人の立場でかんがえてみます。
もしわたしが飲食店経営者なら、人を増やすのは店を増やすときだけだ、今までもまわっていたんだからこれからもできる、今が特別なだけだと励まして、ギリギリまで人件費をおさえて儲けます(儲けチャンスを逃がすバカがどこにいるか)。じぶんもちょっと夜勤で働いてみせるなどすれば最高でしょうね。新メニューは他店で流行りだしたらパクるよ。料理に特許はないからね。
もしわたしが医師会の人なら、医者が全く必要ないほどみんな健康な世の中になってはこまるので、医者になれる医学生の数を制限し、正しい医療知識を囲い込んで、発言力をましたのちに予防医学ではなく対症療法を優先するように教育します。身近に気軽に相談できる人が少ないままなので、まだまだ病気の人がでてくるでしょう。研究開発?そんなの医師免許いらないんだから国試とおらなかった落ちこぼれか生物学部か工学部にでもやらせとけ。え?君国試とおったのに研究やりたいの?しかも機械の?あははかわりものだねえ給料少ないよ。
もしわたしが教育委員会の人なら、少子化で教育対象が減ったのなら、これから稼ぐはずだけれど今はお金のない若い人よりも、すでに働き終わってお金と暇のある人を優先して教えます。悪いけれど老年者のほうが若い人より人数多いし要請も多いですから今のところはこれでどんどん儲かります。年寄りは社会経験もあるからマナーもいいし尊敬されている気分も味わえて最高。社会経験のない、言動の幼い若い人が老年者になるころは自分たちはこの世からおさらばしていますから何の不都合もありません。スマホで教育?そんなの自分もわからないし老年者はクリックから教えてやれば大満足だからいらないでしょ。
 
どうですかこのビジネスモデル! 特許とろうかしら(←業界ジョークです。ビジネスモデル特許は某就活専用新聞社が1990年台~2000年台に流行させようとしていたけれど今となってはほぼ架空とされているブラックネタです)。
 
どうしてこんな記事を書こうとおもったかというと、「自分は医者だがあの大学の判断はわかる」というブログやツイートを多数みたからです。バカだなって。かえるは熱湯に入れると飛び跳ねて暴れるけど、水からゆっくり茹でられると飛んで逃げないで気づかないまま死ぬんだよ。
なぽりんもたまには皮肉を言うんだなとおもってくれば幸いです。なぽりんでした。
 
====
大学受験だけは裏切らないと信じていた - くじら糖
 
2006年、群馬大学医学部をおばさんが受験したら「若くないおばさんだから(働かないだろう)」という理由であきらかに合格点数以上を取得しても不合格にされて、それを訴訟したら裁判官は大学勝訴にしたのあった。
【群馬大学医学部入試】 年齢で不合格に? 判決が出ました : 大学プロデューサーズ・ノート

今回大学側がそれを論拠にしているなら裁判官も猛省しなければならないのではないか。
そして女性はもっとデモとかしたほうがよかったんだとおもう。猛暑で不可能だけどね。
静かに出産育児ボイコットというマイクロテロが進んでるだけか。
直接不合格を受け取った人ばかりでなく当事者は多いとおもうんですが(受験料を支払った親にとっては詐欺だし、合格させられたここ10年の男性はどれほど優秀でも出身大学を履歴書で書かねばならず、全員がああ下駄はかせられたのねと悪評がつきまとう)、
トピック · 教育 · Change.org
こちらあたりに憲法遵守確認とアファーマティブ・アクションを起動しようかと思うくらいの事件です。
私は結婚もしているし旦那のことも尊敬しあえるし過激フェミだのミサンドリー(男性嫌悪)では決してないけどそういう普通のおばさんを怒らせた。