<試験に絶対出る教育問題>
以下の問題に答えよ。制限時間なし
1 欧米に日本のような予備校や塾はない。
なぜ日本ではダブルスクール化が進んでいるのか。
2 社会に出て必要な「法律」も「経済」も教科にないのはなぜか。
3 「受験」と「教育」と「学問」の違いについて述べよ。
4 「受験秀才」とは揶揄か褒め言葉か。その理由も述べよ。
というのが流行っているそうです。
naporinの答え(短文で)
1:欧米のほうがダブルスクール化の本場である。
2:オトナでもつまらないから。
3:比較にならないほど違う。
4:文脈による。
1.なぜ欧米と比較しようとおもったかがわからない。韓国には近代から塾があり、中国には現在どころか数百年前から科挙のための予備校がたくさんあった。欧米では身分の差・貧富の差で最初から諦めがちな階層があり、アジアのような「建前でも頭さえよければ公平に偉くなれる」という考え方が一般にひろまっていないのではないか。(たとえば人脈、健康な心身、遺伝要素などの要素が試験で無視されがちだから試験をさほど重視しないともみえる)。そういった階層化社会では義務教育以外は家業OJTなどで知識を得る傾向にあるのではないかとおもわれる。なお欧米の上流階級に多いパブリックスクールや全寮制などは塾が必要ないほど詰め込み教育をする場。属する身分・階層により義務教育のはずの教育内容が異なって、果ては通う学校が違う。「パブリック」が全く「パブリック=公衆」でない。最初から頭のよい子は塾に通う時間ができないほど飛び級・寮などで囲い込まれているという言い方もできる。「欧米のほうがダブルスクール化よりひどい社会階層制度ですけど」
2.いちおう「社会」「公民」はあるが、やむにやまれず決まった手続きの多くは子供の興味を引かない。端的にいって日本人の子供はオトナの事情からきりはなされて純粋理論から順序よく学ぶほうがよく学ぶ。急にオトナでも煩雑に感じるような手続きや事情をつめこまれても憂鬱になるばかりで、しかも成人したころには手続きもガンガン法律改正されてしまっているため、何の役にも立たない可能性がたかい(中学受験地理によくあるのだが、なんで現時点でのキャベツの日本一生産地を覚えておかなきゃいけないのか、と疑問がわく、それと同種の知識なのである)。オトナになって40で脱サラして必要になったらば、ようやくその時点で弁護士・行政書士・会計士・税理士といったプロに、自分にとって必要な部分かつその時点で正確な法律知識などを有料で尋ねればよい。またマンガ・アニメの中にも政治や法律や経済の本質に似たものを扱うものがある。「マギ」を読んでるとこれは世界史・政治・経済ものだと思うことがある。逆にいうと、絵のないポケモンをつくって言葉で「初期値が」「岩タイプが」「技が決まると痛快」「ど根性の鉢巻き」「コイキングすげえ」なんてわけのわからない言葉の羅列で説明してもだれもプレイしないだろ。そういうことだ。実地のプレイヤーになるまではシステム説明は退屈でしかない。「オトナでもつまらないから」
3.受験にもいろいろあるがここで主題にされているのは大学受験などである。教育とは自然や社会といった環境で子供が生き抜くために本質的に必要な知識や理論や実践を教えること。学問とは学び問うこと、正解がない研究の古名と言える。そもそもが全く違うものである。「比較にならないほど違う」
4.受験秀才は揶揄でも褒め言葉でもない。本番に強い・弱いなどと同様、性格の傾向を示す言葉である。言い方・受取方ってものはさまざまである。「文脈によるんじゃない?」
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また関係ないツッコミですけど語尾「ぞい」って最初にいったのは村長じゃねーの?
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2016/7/11ちょっとだけ追記(1、2)