なぽりんです。圧力鍋は便利です。カレーが正味30分(うち、煮込み時間は正味10分程度。あとの20分で具を切ったりカレールーを溶かしたり鍋を冷やしたりする)でつくって食べられるから便利です。
日本人が一番食べる煮込み料理はカレーだとおもいます。圧力鍋はカレーを含むあらゆる煮込み料理の煮込み時間が短縮できます。
豚汁の大根・人参が沸騰して5分ほどですぐにやわらかくなります。カルシウム足りない人のためにイワシやサバ、豚軟骨を骨までやわらかくできます。これは煮込みに25分もかかるから圧力鍋のスピードにしたらかなり長い方。
栗も鬼皮に切れ目さえ入れればすぐゆでられます。
60分も煮たら多分なんでもぐずぐずになります。
ガス代・電気代も当然節約できます。水も蒸発しないので煮詰まる分を予測し薄めに味付けなんてしなくてよい。最初から完成型が想像しやすい。(カレーの場合は箱レシピから水をカップ1杯減らして煮ます)
注意喚起
「ティファール圧力なべ「クリプソ アーチ タイマー」 | 調理器具 | CLUB T-fal」
ティファール圧力なべ「クリプソ アーチ タイマー」/T-fal - YouTube
公式動画がありますが、それ、一カ所だけ絶対におかしい。
なぜか圧力鍋の宣伝では「指一本でレバー調整で蒸気を抜く」操作が描写されるけど、それやるとどうしても突沸して熱い中身が拭きだして手にかかるのですごく危険。それに、しぶきが飛び散って台所が汚れる。パニックにもなる。あれは中身が熱いときに動かしてよいレバーじゃありません。って説明書にもきちんとかいてある。
圧力鍋の正解は「煮えたらすぐたべたい人は水道の蛇口の下に持っていってフタの上から水をかけて冷やして、ピンが落ちたら普通にフタ全体をぱかんとあける」「ゆっくりでいい人は火をとめて放置して余熱で味が染みるのをまちつつ冷やして、ピンがおちたらフタ全体をぱかんとあける」です。それさえ守っておけば安全。つまりザルソバをゆでるのと同じことですよ。コンロに載せたまま蒸気抜くなんてどうかしてる!*1
じゃあなんでフタの切り替えレバーに無圧ってとこがあるかっていうと、一つには蒸気抜き穴の掃除のためと、もう一つは普通のガラス蓋つき鍋みたいにして柔らかい肉豆腐や菜っ葉などをさーっと煮たい人のためだとおもいます。
公式動画のくせになにやっとんねん。
なぽりんでした。
*1:新機能といっていますが、どうみてもこの鍋に液温を下げてくれる機能はないので、どうしても高温を蒸発熱で奪いながらゆっくり時間をかけて圧力を抜くことになり、ずっとしゅーしゅーウルサイし、突沸と煮詰まりの危険がある。水をかけて水冷し、100度以下になってピンがおちさえすれば音もなく普通に開くものをいったいどういうわけでそんな宣伝をしはじめたのかさっぱりわからない