残しておきたい雑談がある

リニューアルしたなぽりんブログ。(日常報告よりちょっとまとまったネタ)

胃腸を疑え。手を洗え

これは自分の経験談なのですが、腸のどこかがつまりそうになると、すごい痛みがあって迷走神経反射で気絶しそうになります。
最初は絶叫したりトイレの壁や自分の太ももを殴って耐えようとするのですが、
そのうち視野がすこし暗くなって直線上を光が動くようなものがみえたり、そのまま便器に座っていられなくて崩れ落ちそうになったりします。
私の場合は原因はいくつかあってわかりません。
目の前が暗くなる下痢を何回も経験していて、卵巣手術の前後にわたって経験したので、卵巣嚢腫による大腸の癒着(手術で剥がしたといわれました)か、それがイレウス化したものか、別にイレウスが発生していたのかが未だにハッキリとはわからないのです。
が、とにかくその下痢は麻酔無しで手術をうけるような痛みでした。もちろん医者はおむつして吐き袋をもって救急車でないと自力ではいけない。
 
でも、家族に救急車を呼んでくれと何度か頼んだのですが全くとりあってもらえませんでした。翌朝動けるようになってから胃腸科にいくと座って話を聞かれただけで「異常はない。いまつまっていないのならわからない」といわれたのです。
(あとから別の病院できいたところによるとそれは一部は嘘だったそうです。
イレウスだとMRIでみたときにバードビークという鳥のくちばしのような特徴的な形が認められる場合があります。
ただイレウスではない吐き・下痢の場合もありますのでそう診断する医者もいたのでしょう)
また、FODMAPも関連している気がしていますので、手術や入院をくりかえした今は、ドクター小野の低FODMAP食とイレウス食を自分なりにやってなんとか保てています(迷走反射レベルの下痢は去年はたぶん一度も出ませんでした。さっと出てさっと終わるのは何回かあった)
 
イレウスとハッキリ診断されたときの入院時は出先だったのでそこの方が救急車を手配してくれたのですが、マーライオンかのように勢いよく何度も吐いたので、脱水を疑われて救急車の中で点滴をうけていたようで、迷走反射は起こりませんでした。家庭では自己判断してまず救急車ホットラインである119に尋ねるしかありません。
 
今はノロ・ロタウィルス、病原性大腸菌O-157などが流行りやすい冬です
これらはアルコールでは消毒殺菌できません(アルコールをのむ人もこういう病気にはかかる)
コロナは一応アルコールが有効とされていますので、「お店にアルコールがあるから手を消毒した。マスクもしていた。だから家ではサボっていいや、手を洗わない。」とやると、今度はノロ、ロタ、大腸菌にやられかねません。
というか、足踏みでなく手で押すタイプのアルコールを押すことでノロ・ロタが広まっているという可能性さえあります。
 
今日のタイムラインで「吐いた」「胃が痛い」という人を3人もみかけました。コロナと平行してよく手をあらってください。吐き気がひどかったら救急車に119から電話してください。
もちろん、ワクチン接種して、3密をさけてほしいのもそうです。イレウスの人が入院できる程度に医療を圧迫しないようにしてほしいです。
怖くて餃子も何年も食べていない私でもつまりそうになるのですから。

注1:迷走神経反射は、強い痛みなどのストレスや下痢による脱水で発生する意識不明状態や吐き気。血圧が下がりすぎた人体の反応だが特段防衛にはなってない。
注2:ノロ・ロタウィルスは両方下痢のウィルスで、アルコールでは死なないが、唯一、次亜塩素酸(ブリーチやハイター)で死ぬ。水道水の手洗いは無効かとおもわれがちだが、水道水にも塩素が入っているためよく洗うことは(完全に殺すまではできなくても弱らせて洗い流せるので)予防になる。