残しておきたい雑談がある

リニューアルしたなぽりんブログ。(日常報告よりちょっとまとまったネタ)

女性ユーザーからみたコミケットとコミックシティ

ここでいう女性ユーザー=いわゆる腐女子ですけど、
最近はあんまり自虐名称聞かなくなってるから普通に女性ユーザーでいいとおもう。

コミケの時代の終わり―BLも、ニッチな本も消えていく―|早稲田大学負けヒロイン研究会
をよみました。
 
あのね、よく男性オタクさんがやる一つの大きな見落としがあります。
リアル女性は絶対的に体力がない。


(フィクション女性には超人ばっかなので見落とすのかもしれませんが)
体力のハンデがすべての原因のような気がする。
だってコミケは売るも買うも登山ですから。富士山でいえば8合目くらい。
もちろんコミックシティも登山ですが今のところは高尾山ですむ。
そこを見誤るとコミケにだけあるハードルが見えなくなっちゃうよ。
  
引用ツイートの「盆暮れは家庭が」も要因としてはあるけど。

<1>まず創作には体力がいるじゃないですか。

特にドエロ。女性創作者の旬は男性創作者より短いぞ。
経験上ドエロ書いてる人の半分は医療関係あるいは夜職の兼業とか経験者なんですよ。
どうしてかわかるぞ。医療・夜職につけるほど体力ある人じゃないとドエロなんかかけない。
そもそも書きたいけど書けない人が多いんです。
資料のゲイAV見るだけで疲れるから。
なんならエロいエロいとさわがれていたアニメもワンシーズンみられないから、
ツイッターで流れてくるスクショや切り抜きユーチューブ、だれかうまい人の二次創作などの断片的情報で「見たつもり」になって創作してる人がいる。
これ堂々と、ちゃんと、売れてます。
個人的にはこっち(原作みてない)のほうが男性ジャンルでいうイナゴとかゴロ的な悪質さだとおもう。
でも体力と情報収集力があればいくつのジャンル経験しても原作の要点つかんで二次やってくれてるので全然イナゴじゃないんですよ。
まあ体力ない女性にも良心があるのでお金はなるべく落としますぞ。
ガチャならとりあえず回せば原作還元できる。よかった(よくない)。
アニメはねー、マジで金があっても時間的につらい。もってるだけの箱になりがち。よく同時上映会してた(Xが健全なころは)。
小説はもう無理。だれもよんでない。

事例:
FGOも全部は読んでない人8割、完走勢2割(体感)。
一部までは読んでたけど二部の進みの遅さにどこかで脱落した人が身の回りの女性ユーザーに多い(イベントガチャで推しっポイのが来たときだけ復帰)。

あと、同人誌ださずにXに走り書き書いて数万イイネもらってる人は本職アニメーターだったりする。
アニメーターてのはまた絵の描ける女性には夢の職業だけれど給料安くて過酷な職ですよね。
でも彼らは体力と暇のある子供のころから書き溜めて画力ブーストを手に入れている。これでようやく男性一般サークルくらいだとはおもうけどね。
受注してない間はエロくない絵でとどめて、暇になるとドエロ同人に一稼ぎしにきてくれそうなので正座待機。

事例:
あの一瞬あらわれて消えた流れ星のような女性同人作家さん(再販はしてくれる)、
某礼装書いてる人と画風が全くおんなじなんだよなぁ…(名義はさすがにちがう)うれしくてによによしてます。

 

<2>コミケという場に存在するにも体力がいるわけですよ。

もちろん過激ポルノなポスターの話もある。こっち先にやっちゃうか。
女性も好きですがポスターまでおっぱいだとちょっと疲れるからコミケも厳密に男女別にしてくれるとうれしいけどそうはなってない。

事例:
某アニメジャンル、コミケではスタジオでまとめられて配置されてた。
過去作の女性ヒロインが裸で剥かれているポスター乱立してる列の向いで半裸衣装男性がハグしてる表紙の本を売るためのスペース配置になった。
非常に居心地がわるかった。座って視線あげるたびに正面が肌色。客と応対するたびに視野の隅に肌色。
開場すぐに前を通る男性客、速足でドスドス通路あつかい。
ついでにいうと東ホールの開場すぐのシャッター風さっむいしポスター煽られて倒れる。でもシャッター閉じてた開場前は厚くて客応対には失礼なほど化粧くずれてんだこれが

あとね、もう体力。
ビッグサイト、ひろすぎ。駅からも遠すぎ。一日で西・南と東を10キロの戦利品かついでなんて到底まわれません。
というか今すごく撤退が早期化してるので開場から2時間くらいにたどりつかないと。マラソンなんだよなぁ。

事例:
コミケって今入場が時間制限になってるんですよね
それはいいけど一番企業狙い男性とか転売ゴロとかとかち合わない440円のチケット12時半からなんだけど
その時間女性用のアクスタなどグッズは開場30分で売り切れるし本も1時間半でおちつくんでそろそろ荷物まとめてますよ

何も持ってなくても3キロ12分、ほぼ徒歩とかわらん記録持ち弱者体育の成績2だぞこっちは… さらに出産後いろいろガタがきてるんだ こないだ本かついで家帰ろうとして新幹線5時間とまってそれ以来50肩だか脱臼だかで左肩がマジで上がらないようになったわ
でもかじりついても会場で手に入れないと通販もろくにせずに消えていっちゃう東京高校生サークルめ…畜生愛してるから通販してくれ(無理)
キャリーカート?よくタイヤがこわれてただの駄々っ子みたいになってるよね
徹夜組が臭いとか企業列で西にいけないとか日差しで塩ふいて貧血とかシャッター風とかマジで肉体的ハードルなんですよ。死ぬ。
え?見栄えを気にするなって?

事例:
私はほんとうに体力ギリギリのときに登山のつもりでとおもって本当に快適さだけを求めた格好でビッグサイトにいったことがあるんですよ。
そんで一緒にあそんだことのあるご夫妻腐女子エスカレーターで出逢ったんだけど手をふっても答えない。
ペンネームはずかしいかなとおもったけどよんだけどこたえない。隣にいる旦那さんがつついておいよんでるぞっていってもこたえない。
たぶん汗まみれノーメイク裏起毛服おばさんの知り合いとおもわれたくなかったんだとおもいます。
まだネットでそこそこ仲良くしています。ジャンル違うしたぶん二度と一緒にはでかけない。

 
うーん。あとは在庫をとらのあなハコブックだの自己搬出まで運ぶのも重い。資材がない。搬出できない。途方に暮れ懲らしめられてオンラインでいいかとなる。
コスプレが見たいけど着替えるのは無理(非常に資材が重いし入退場に制限がある)。
ひ弱さんが貸出台車独占してるので自力で3往復。
転売よりサーチケが楽でダミー出場(しかし本は出す)。2時間で勝負がついちゃう。
 
つまり女性が同人イベントでやってるのは同人誌即売会というより現代視覚文化研究会同窓会なんだよなあ
同窓会では他のジャンルにいった人もこられるのがえらい
本当は「プチオンリー」などという巨大イベントおかしいのさ
全然プチじゃねえよって最初に知った若い人、いちいち呆れてるもんね
「投票プチオンリー」にいたっては印刷所発行の投票用紙さえあつめれば赤ブーが諸事手配してくれる
財力体力ある主催者があれば本当は本当のオンリーをやればいいんだけど
コロナでオンリーつぶれまくってケットコムも掲載されなくなった
それで赤ぶーがオンリーを合同開催してくれてんだよな
あーここまで書いて体力つきました まだこまごまといいたいこと、比較したい点があるけど面倒だからもう終わり
 
追記
そうそう、女性はかなり手数が多い人で定評がつくまで「よろずサークル」はやりにくいんよ
手数が少ない人数は多いので埋没する
なのでできるだけ巨大なジャンルにいって相互に萌交換する同窓会や学会発表みたいなことになるんだけど
「よろず」やりたければ以前はオリジナルでティアいくかコミケか大型であるスーパーコミックシティだった
けど今ピクシブあるじゃん
ニッチすぎるジャンルでも萌えは一応はきだせるし10年でも無料公開でおいておけるのね
コミケではなくピクシブ(+通販委託サイト)が赤ぶーの最大の対抗馬なんよね


 12/28追記 
anodoko.net
おお~。ほう~~。おもしろいデータありがとうございます。