クロカンブッシュをつくったのだ

写真でかいけどまあやっていきましょう。なべは１５００円しなかったフッ素コーティングの片手鍋。和平フレイズがガチだってきいたけどあまりメーカーがはっきりしてないやつ。でカスタードクリーム。なかなか冷めないから。

カスタードクリームつくって冷やす　レシピの２倍量なので卵黄８個。失敗したらヤバすぎやろとビビるが基本電子レンジより鍋のほうが上手にできるし腕力がものをいうのでなんとかうまくいかせた。シリコンゴムベラでぐりっとね。

この直後にラップをかぶせたがちょっと表面がかわきかけてた。この場合は蒸発（対流）じゃなく、放射と伝導で放熱していただきたいのだ。

鍋洗って今度は水沸かして生地をつくる。溶き卵入れる１回目がグズグズしてたらむれて卵焼きっぽくなったけど根性でまぜれば何とかなることを知っているのでそうした。
無塩メニューを有塩でつくったから塩いらんやろとおもったけど半量くらいは足したほうがいいのか。ちょっとしまりがない味だった。

生クリームの付録をとっといた絞り袋でしぼったら星型プラ製しか口金がなかった。こんど１００円ショップで剛直な金属製を買おうかなぁ

ミニシューだかプチシューだかはスチームオーブンの最初からあるメニューの中になかった（紙本でも検索した。ダウンロードメニューにはあるんじゃねえかな）ので、２段ある鉄板をあえて１段の火力で焼いて、火が通りすぎないといいなと願った。でもちょっと固かったな

やきあがったら硬くて軽いものになるのでシリコン菜箸（５００円）でぴょいぴょいうまぴょいと皿にならべる。ひろげたほうがよい。重ねるとそこはちょっと蒸れてやわらかくなる。

口金の細いやつ欲しかったんだけど粘度的に袋が破れるのでゆっくりとね。
（本来なら太目の給餌用注射器なのかな…。粘度と圧力と細さのナビエストークス方程式を遠い目で思う。）
今回は細目のお箸と菜箸で広げたところになるべく細目のプラ口金（矛盾）を選んで挿入してクリーム入れた。よくふくらんだせいか二倍量のクリームがほぼ全部なくなってしまった。
ひとやすみしてもういっかい鍋に働いて頂くため洗う。
一応次はカラメル（「ソース」にするために薄めたりしない、ただのべっこう飴である）をつくったのだが、mov動画とったやつはフォトライフに拒絶された。
なんだっけ、カルノー渦じゃなくてなんか気持ち悪い渦あるじゃん。あれっぽいけど、よく見たら単に粘度が高いものが沸騰してるだけだった。
わりとあたらしいフッ素コーティング片手なべでつくったのだが、色がつきにくそうだなとおもって菜箸の先から落として糸が固まるかみてたら鍋から目をはなした好きにコゲコゲ茶色の苦めのカラメルになってた。強制大人の味。この新品フッ素片手鍋はたぶんカラメルつくるのを楽にしてくれると信じてたんだ…（まえはホウロウのこげつきが匂いと焦げを誘発してタイミングが面倒だった）
飴は接着剤にした。少し覚ましたほうが瞬間接着みたいになりそうだとおもったんだがまあよし。シュークリームの尻をつけるたびにクリームがジュッといってる高温のうちに積めるだけ積んだ。
そのあと

西洋骨董洋菓子店（2） （新書館ウィングス文庫） [ よしながふみ ]

西洋骨董洋菓子店（3） （新書館ウィングス文庫） [ よしながふみ ]

で店長がやってたやつやろうとした。まず金属スプーンは熱伝導性がよすぎてこん棒みたいに飴に巻かれてしまうことがわかっていたので、コンビニ配布物のプラにしてみたらぐにゃっといった。あー１４０度超えてポリプロピレンだかポリスチレンだかがあかんかったか。で、ここでもシリコン菜箸。カラメルの水面からとらずに岸辺から覚めたのをとってすーっとうでをふりあげるとおもしろいくらい糸がでる。なんならもう一方の手でのばしてもどんどんのびる。
飴細工屋さんたのしそうだな～（ユーチューブで動画を何時間でもみられる）


こうしてこうじゃ。
あとは、茶こしで粉砂糖をかけて、いつか焼いたクッキーの大型プレートにバレンタインのときにかっといたチョコペンの湯煎したのでおめでとう的なことを書いてできあがり。
カラメルはどうみてもおおすぎる。綿あめ５回分くらいだった。ので、少しあまったクリームの上にゆびで剥がしてのせたらほぼ鍋洗いもいらずべっこう飴（大）もできてクリームで泣いた部分がカラメルソースになって疑似プリンできて楽しかった。
　

レシピについて

甘味がうすいクリームとあまいべっこう飴がちょうどよくいくらでもたべられました。
使ったレシピは検索トップにいたクラシル（わりと好感）でクリームのみ倍量にした。
おうちで本格 クロカンブッシュ 作り方・レシピ | クラシル

バター１００ｇ、牛乳４００ｇ、卵黄８個分、全卵４個分、小麦粉１２０ｇと大匙４（この大匙のは普通は小麦より片栗粉かコーンデンプンを使うほうが分散しやすく楽、と昭和レシピではなっていたはずなので一部置換した）、砂糖１５０ｇと大匙４、だったとおもいます。あと香りづけに洋酒かバニラエッセンスだけどうち、太っちゃいけない人がいるんでそこはあまりおいしくしなかった。
卵考えるとなかなか失敗できないけどわりと簡単にできた。
でもこうも均一に小さなシューが焼けるのはプロか機械つかってるやろ…と思った。

白身はどうしようかな。昔はマカロンだのメレンゲ焼きだのマシュマロだの考えたとおもいますが。
今は白いチーズオムレツでもええやんと思う。

これはクロカンブッシュとは全く関係のないコツつながりの記事。フッ素鍋便利だねつながりともいう。
フライパンで炊いたご飯がおいしい :: デイリーポータルZ