今、ご飯は全玄米を食べているなぽりんです。
最近、年をとったのか、玄米が嬉しいのですよ。
血液検査で黄色信号がともったので、旦那が先に「好きなだけご飯を食べたいから、全部玄米のご飯にして食べたい」といいだしました。
ですが、前にためしたとき、トイレで大をするときにあらぬところに茶色い糠の皮がちくちく刺さってかゆーくなったので、玄米はイヤな食べものだなーとおもっていました。よく考えるとこれは、時間がかかるはずのところが早めに炊けるモードで、噛むと胡麻のようにぷちぷち鳴るような玄米ごはんでした。
最近また状況がかわりました。
残りの家族は白いご飯が好きなので、いままでの白いご飯用のと、１００％玄米ご飯*1用のと、２つ炊飯器をおいて炊き分けしてみました。
するとどうでしょう、新しい炊飯器で炊いた茶色いご飯はチクチクしないんですよ～。玄米モードで炊くのに９０分もかかるけど糠皮の中から白い部分がはみ出るほどやわらかく炊けて味はおいしい。
玄米のいいところを挙げます。
・ＧＩ値がひくく、糖尿病になりにくい。
・炊くときのお水の量が多いので、わりあいお腹いっぱいたべてもカロリーが低め。
・歯ごたえや腹持ちはよい。水多めで時間をかけてやわらかく炊いても白いお米とあまり代りがない。しっかり噛める。
・糠皮の部分には、人体に必要なタンパク質や、米油、ビタミンＢなど栄養がたっぷり。
・糠皮の部分は、植物繊維が白米より多く含まれているので、ちょっとあぶらっぽいおかずを食べても排出しやすくなる。胆石・尿路結石に少しでも貢献してくれそうな気はする。
・味もかわらず、むしろ少しこうばしくなる。
・貯蔵しやすい。玄米は密閉さえすれば常温で置いておいてもヤケたり痛んだりしにくい。*2
つぎに困ったところを挙げます。
・比較的高いし手に入りにくい。 白いご飯より精米管理の手間がかかっていない筈なのに、流通量が少ないせいで、ノーブランド玄米１キロあたりのお値段がササニシキ精米などとおなじくらい高い。いつも安めにおいてあるアピタにわざわざ買いに行っています。一時期は近所の個人商店の米屋で地場米１００％玄米を安めにとりよせてもらっていましたが高齢化のため廃業しました。これでは、水で増やして炊いても１杯の値段はあまりかわらない…。体のために我慢ですが。
・柔らかく炊くとしゃもじにすごくくっつきやすいです。白いごはんは綺麗にすくえるしゃもじでも、糠皮が柔らかくなるまで炊いたご飯は駄目。特に皮の中からでてきた白い部分が、おかゆ状態で、エンボスしゃもじにも糊のようにぺとっとくっついちゃう。つるっとしたしゃもじがいいのかなあ。
・たまに、籾殻がついてるのがある。もそっとするのでいちいち吐き出してます。（ごくたまに個人農家から直接とりよせたとき、小石がまじってることもあった）
・どうしようもないことだけど、炊くのに時間がかかる。せめて夜に炊飯器をしこんで朝に炊けるよう予約するのがお勧めです。
・研ぐのにテクニックがいる。糠皮が親油性なせいか、何度でも浮かんでくるから、水を捨てるときに一緒に流れちゃう。米研ぎボウルの格子のスキマから水を捨てるとき、玄米の粒も一緒にぬけて流れるとなんかくやしい。時間をかけてＩＨ釜で炊いてもらうので、研がなくてもおいしいはずなのですが、洗うことは洗うし、そのときは浮かぶしで、なかなか割り切れないのですよ～。
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値段と籾殻除去技術については農水省さまにぜひ改善してほしいとおもいます。
ちなみに世間のセレブがやってるような「長時間保温で発酵？？させる」「玄米に白米や五穀や麦や小豆を混ぜて炊く」「早く炊けるよう強く研ぐ」「土鍋で炊く」「発芽させてＧＡＢＡを摂取」「玄米をその都度精米してたべたくて精米器をおいてますの、糠ならいつでもさしあげますわ、筍煮やクッキーにいたしませ」などということは、うちでは全くやれてないのでご参考になりません。うちは日常的に玄米をたべたいだけなんだい。
なお、炊飯器が２つあることで、カレーのときにサフラン入りタイ米と白米を選ばせるという小技もできます*3。まあでも、災害などで長期停電したときは玄米しかもっていないと、堅くてなかなか炊けなくて困るのかもなあ。
はっはー玄米おいしーぜ！ でも小麦もすき！なｎａｐｏｒｉｎでした。
